女川町営女川住宅
Works

女川町営女川住宅

山並みの存在感を取り込み重層する

女川町営女川住宅
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Point

大原住宅と同時期に計画した女川住宅でも、眺望軸と呼ぶ軸線を中心にした配置を計画しています。3階建と6階建の住棟と集会所という3棟からなる構成で、3階建の住棟と集会所の間を抜ける眺望軸を6階建の住棟が受け止める配置になっています。女川住宅の敷地は、背後に山を抱える眺望軸の終点となるため、他の街区における眺望軸の考え方とは異なり、「受け止める」という要素が強い計画趣旨があります。このような方針から、2層吹き抜けのピロティデッキや妻階段を展望台とするなどの工夫をちりばめています。屋外空間も同様に、敷地の中心には行き交う人々のたまり場となるシンボリックなオープンスペースを設けたり、最も眺望が開ける海側の場所には、桜が並ぶ眺望広場を設けて、女川湾を望む豊かな眺望を十分に堪能できる場所が生まれています。

Data

  • 分類:新築
  • 所在地:宮城県女川町
  • 主要用途:共同住宅
  • 敷地面積:11,561㎡
  • 延べ面積:6,521㎡
  • 完成:2017年7月